布ナプキンの種類と特徴
布ナプキンには今やたくさんの種類があって、選ぶ際に迷う方も多いのではないでしょうか。
使用方法の違いやデザイン、素材なども豊富ですし、生理のときに使うもの、
生理期間以外に使うおりもの用などもあります。
どのような種類があり、素材にはどのようなものが使われているのかをまとめました。
形で選ぶ
大きく分けると「一体型」と「プレーンタイプ」と呼ばれる種類があります。
一体型
「一体型」は、形は紙ナプキンと一緒で、羽の部分をショーツに留めて使います。
使い方のイメージがつきやすいので、初心者には使いやすい形かもしれません。
吸水帯と防水シートが織り込まれていて、4~6層構造になっているものが多いようです。
▶メリット
・使いやすい
・可愛いデザインのものが多い
▶デメリット
・トイレに行くたびに交換する必要があるので枚数が必要
・中心が分厚い構造になっているため乾きにくい
プレーンタイプ
「プレーンタイプ」はハンカチタイプとも呼ばれ、長方形のものを折りたたんで使います。
布ナプキンの使用に慣れた方に選ばれていることが多いです。
▶メリット
・三つ折りにして使うので、量が少ないときは折り返して違う面を使うことができる
・広げて洗うので中に染み込んだ経血までキレイに洗いやすい
・広げて干すので乾きやすい
・見た目が布ナプキンとわかりにくい
▶デメリット
・長方形の布ナプキンだけだと、防水機能がないため、もれることがある
・トイレでショーツを下げたときにうっかり落としやすい
華布の布ナプキンは「プレーンタイプ」です。
布ナプキン本体は防水シートが入っていないオーガニックコットンのみ。
ホルダーに防水シートが入っています。
慣れた方はホルダーなしでお使いいただいている方もいらっしゃいますが、
初心者はホルダーがあると安心!
ズレやモレが気になる?!
ホルダーに挟んで使用することでズレを防ぐことができます。
また、布は思ったより柔らかく身体にフィットしてくれます。
小さなサイズの布ナプキンやましかく巾を重ねたり丸めてのせて使用することで
モレを防ぐこともできます。
使い方がわかりにくい?!
最初はホルダーに挟んで使う方法がわからないというお声もありますが、一度使ってみると、特に難しいものではありません。
プレーンタイプは量が少ないときは折り返して面を変えて使うことで、3面使用することができます。
生理のとき、生理以外の毎日使い、など、使用する目的で選ぶ場合はこちらから↓
布ナプキンの素材で選ぶ
布ナプキンの素材はほとんどがコットン(綿素材)で作られています。
織り方の違いによって、ネル、ニット、ガーゼ、パイル、ワッフルなどがあります。
コットン素材の他にも、リネンを使ったもの、和紙や竹繊維でできているものがあります。
コットン素材の生地の特徴は以下の通りです。
ネル生地の特徴
・目が詰まっていて吸収力がある
・しっかり厚みがある
・ムレを感じる場合がある
・リーズナブル
・洗濯を繰り返すと硬く感じる場合がある
ニット生地の特徴
・柔らかく肌触りがサラサラしている
・下着の生地に使われることが多い
・比較的吸収力や経血の落ちがよくないため、おりもの用として使われることが多い
ガーゼ生地の特徴
・柔らかく肌触りがよい
・吸湿性や通気性に優れているが吸水力が若干落ちる
・経血が貫通しやすいため、おりもの用として使われることが多い
パイル生地の特徴
・タオルに使われている素材のため吸収力がよい
・目が粗いため経血が貫通しやすい
ワッフル生地の特徴
・サラッとしている
・織りの目が詰まっていないため、通気性が良い
・凸凹があるため、表面積が大きく、吸収力がある
・洗うときに経血が落ちやすい
・干す時に乾きやすい
華布で使用しているコットンはワッフル生地です。
華布のワッフル生地は、一般的なワッフル生地よりも凸凹が強くなく、ふんわり柔らかいのが特徴です。
オーガニックコットンについて
コットンの中でも、オーガニック農産物等の生産方法についての基準に従って2 ~ 3 年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のことをオーガニックコットンと呼びます。
遺伝子組み換えの種子も使用していません。
無駄に農薬を使用しないことで、環境に負荷をかけずに育てられています。
また、生産者の健康へのダメージも減らすことができます。
枯葉剤、化学肥料などを使用してない分、手間と時間がかかるため、オーガニックコットン製品は安価では提供できないものとなっています。
カラードコットンについて
華布で使用しているのは、アメリカで栽培された茶綿と呼ばれるオーガニックなカラードコットン。
本来、コットンの色は茶色が原種と言われており、世の中に浸透している白いコットンは染色しやすくするために品種改良されたものだそうです。
カラードコットンにもブラウンのものと、グリーンのものがあり、綿そのものに色がついています。
このように、布ナプキンは形や素材から選ぶことができます。
天然素材でできている布ナプキン自体が身体を冷やさない身体に優しいアイテムだということができますが、環境に負荷をかけないオーガニックコットンを選ぶことで、地球環境を守ることにもつながります。
布ナプキンを使うといいことがたくさん!
▶メリット
・自然素材の布を身体にあてることで、体温を保ってくれます。
通気性があり、蒸れにくいことから、かぶれやかゆみが軽減されます。
・ゴミを減らすことにつながります。
布ナプキンは洗って繰り返し使いますので、毎月買いに行く手間もゴミを捨てる手間もありません。
・一度買ったら数年間使えるので経済的です。
▶デメリット
お洗濯が面倒?→華布の布ナプキンはお洗濯が簡単!
オーガニックコットンは、オーガニック農産物等の生産方法についての基準に従って2 ~ 3 年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のことです。
オーガニックコットンは、紡績、織布、ニット、染色加工、縫製などの製造工程を経て最終製品となりますが、この全製造工程を通じて、オーガニック原料のトレーサビリティーと 含有率がしっかりと確保され、化学薬品の使用による健康や環境的負荷を最小限に抑え、労働の安全や児童労働など社会的規範を守って製造したものを、オーガニックコットン製品といいます。
[出典:日本オーガニックコットン協会 https://joca.gr.jp/]